軽貨物の求人は免許取りたてでも応募できる?
東京では軽貨物ドライバーの仕事は大変人気があります。働き方改革が進行していることもその理由の一つでしょう。コロナウイルスのためにより運送料が増したこともあって求人事態も増えています。とはいえ、軽貨物ドライバーとして働くためには資格だけでなくドライブテクニックや経験も必要です。取りたてだと採用されないこともあります。
もくじ
免許取り立てでも大丈夫なのか
軽貨物ドライバーの仕事は免許取りたてでもできます。求人によってはまったく経験などを問わず、単に普通免許があればよいとされているものもあります。とはいえ、免許取りたてでも実際に思うように求人に採用されるかどうかは別の話です。
やはり求人を出した側もできればドライブテクニックがある人を求めていますから、取りたての人は敬遠されてしまって採用されないこともあります。その場合でも決して諦めないでください。東京では求人が山のようにありますから、とにかく経験を問わないような求人には手当り次第で応募すべきです。やはり、人手不足ですから採用してくれるところは必ずあります。
そこで数ヶ月でもよいので経験をつければ、他の会社の採用率も上がるはずです。また、逆に取りたての人を歓迎するところもあります。取りたての人を社員として雇って位置から育てていくような会社も東京にはあるのです。こうしたところであれば、軽貨物ドライバーの仕事について学んでいくことができます。
そもそも免許がなくても大丈夫なところもある
普通免許がないと基本的にできないのが軽貨物ドライバーです。しかし、極稀に普通免許がなくても雇ってもらえることがあります。この場合は、最初は軽作業などからはじまり、免許取得費用を出してもらって免許を取得することとなります。
もしドライバーの経験がないけど、とりあえず働いてみたいという人は、こうした支援制度があるところを探してみましょう。とはいえ、一定期間内に辞めてしまうと取得にかかった費用は返済しないといけない場合もあります。
他に、MTかATかどうかもポイントになってきます。基本的にATでも大丈夫ですが、これから軽貨物ドライバーになろうとして教習所に通うといった人はやはりMTを取っておくべきです。これによってよりドライブテクニックがあることを示せますし、より働く際の幅が広くなってきます。
マニュアルが運転できれば他のトラックドライバーなどの仕事もしやすくなってくるのが利点といえます。しかし、既にATを取ってしまっているという人は、わざわざMTを取得する必要はありません。
ペーパードライバーは敬遠されることも
免許取り立てよりも危険なのがペーパードライバーです。取得してから10年経っていて更新だけしているという場合でも、ゴールド免許になります。この場合には採用してくれるところも増えますが、ペーパードライバーだと運転していない期間があるので、採用率は低くなってしまいます。
採用してもらった場合には、実際に仕事をする前にレンタカーでも借りて、事前にある程度運転しておくことをおすすめします。取りたての人は「自分は取り立てだから安全第一で運転しよう」という気持ちがありますが、ペーパードライバーだとこうした気持ちが抜けてしまいがちです。
運転をしていなかった人向けの講習などもありますから、こうしたものを受けてみるとよいでしょう。実際、面接の際にどれくらい運転しているか聞かれます。講習費用などを出してもらえることもあるので、正直に話しましょう。嘘をついて仕事を始めても、事故に巻き込まれてしまったら意味がありません。
取りたてだと給料が下がることも
初心者ドライバーの場合は、採用してくれたとしても給料が下がることがあります。給料が下がるといってもせいぜい時給にして50円程度なので、そこまで心配もいりません。また、取りたてのうちはとくに過度な運転は禁物です。事故をおこしてしまったら直ぐに免停となってしまいます。軽貨物ドライバーの仕事は免停になると、稼ぎがまったくなくなってしまいます。
他に、いろいろと違反などがかさむとそれでも免停になってきます。初心者ドライバーのうちは、とりわけしっかりと標識なども見ておくことが必要となってくるといってよいです。
最後に、取りたてで心配な場合は、1年待ってから求人に申し込むことをおすすめします。1年経てば、初心者マークもつける必要性がなくなってきます。やはり初心者マークがあると不便ですから、少し待ってから応募しても問題ありません。いずれにしてもまだ免許取得して間もない頃は、慎重になっておくことが大事です。
ドライブテクニックについて知る
そもそも、軽貨物ドライバーに求められてくるドライブテクニックとは何なのでしょうか。これにはいろいろとあります。単に軽貨物ドライバーは運送しているだけではありません。よりコスト削減をするために、省エネ走行をする必要性もあります。たとえば、省エネ走行のためにもエンジンを一気にふかさないようにする、よい道路を選ぶといったことが求められます。
こうした知識はやはり免許取得してから間もない頃は中々身につきません。他にも、軽貨物ドライバーの仕事では入り組んだ路地や住宅街を走ることも多くなっています。このような道路は高速道路よりもむしろ危険です。急に子どもが飛び出すこともありますし、道路も狭いだけでなく、曲がり角も多くなっています。
運転を充分に経験した人でもゆっくり慎重に運転しないと危険なものですから、初心者ならばとりわけ気をつけないといけません。実際、住宅街などで事故をしてしまうといった軽貨物のドライバーはかなり多くなっています。もしも事故を起こすと免停になり、仕事どころではなくなります。
面接ではそれまでのドライバー経験を披露
軽貨物ドライバーの面接ではしっかりとそれまでの経験を披露してください。取りたての人でも、ある程度アピールできていれば、採用されやすくなることもあります。取りたての人が採用されやすくなるためにも、それまでバイト経験で補うこともよい方法です。
接客経験があれば「この人はコミュニケーション能力がある」と思ってもらえます。軽貨物ドライバーの仕事は運転できるだけではなく、しっかりと接客もできないといけませんから、接客経験はかなり大事になってきます。ペーパードライバーや取り立てが理由で、もしもまったく採用されないならば、独立開業することで直ぐに働けるようになります。しかし、自分で車も用意しないといけないですし、いろいろとリスクもあります。
これは最後の手段になりますから、もしまったく採用されない場合には「独立開業をする手もある」程度に思っておくと焦りは少なくなるでしょう。まったく採用されない際には独立開業もよいですが、その前にやはり通常の業者さんである程度の経験を積んでおくことをおすすめします。
免許取得間もなくても採用してもらえることが多いのが軽貨物運転手です。とはいえ、多少苦労することはあるかもしれません。また、給料が下がる場合もあります。取りたてだけでなく、ペーパードライバーの方も同様です。しかし面接次第で採用してもらえる可能性は充分あるので、自分のアピールポイントを明確にしておきましょう。また、免許自体持っていない場合でも、採用してくれる会社もあります。その場合は、免許取得の補助を受けることができる場合が多いです。