仕事の見つけ方!軽貨物運送の求人はどうやって探したらいいの?
軽貨物による配送業務においては配達する荷物の重さは30㎏までとされており、大型のトラックで荷物を運び、届けなければならないという業務にはならないことがメリットです。30㎏はなかなかの重量ではあるものの一人で持ち運びできるサイズの大きさという規定もあって、請負でできる仕事として人気があります。
もくじ
軽貨物配送が日本の物流を支えている
東京の街中に軽貨物配送を専門におこなう比較的小さめの車が走っている姿は、今ではすっかり東京のおなじみの景色であり、こうした人たちが荷物をそれぞれの地域に特定して分散しながら配達してくれることによって、日本の正確な物流システムが円滑に機能していると言えます。
そんな軽貨物配送のドライバーの業務は、いわば大手から荷物を預かって配送してまわる仕事ですので、個人の能力が顕著にあらわれるのが特徴です。能力にはそれぞれ違いがあるため、大手運送会社でバリバリ働いてきたけれど、そろそろきつくなってきたという人なら、運送業自体の経験を活かして軽貨物ドライバーに転身することで、運んだ分だけ自分の収入になるうえに仕事のペースを自分で決めることができるなどの要素が大きなメリットとなります。
まったく配送関係の仕事に就いたことがないという人も車の運転が好きで道路にも詳しいのであれば、始めたばかりの頃は少ししか荷物の配達ができなかったものの、気が付けばこんなにたくさんの量を配達できるようになっていたという成長が実感できる仕事です。
軽貨物配送ドライバーの募集はあちこちで見つかる
荷物の配達は物流業界を支える大事な仕事ですが、配送業務につく人材が少ないこともあって常にドライバー募集がされています。最近は仕事探しの際に、エージェントと呼ばれる転職支援をしてくれる専門のコーディネーターの力を借りることによって、よりスムーズに新しい仕事に就くことができる時代です。
軽貨物配送の求人の探し方のひとつとして、物流業界と太いパイプを持つエージェントを利用するのはおすすめです。未経験者でも可能という仕事の紹介はもちろん、相談するにあたって配送の仕事の経験がないから、車の取り回しがもっとも簡単な軽貨物ドライバーに特化した探し方でお願いしたいといえば、希望にそった求人を代わりに探してくれます。
求人募集先に詳細を確認したり面接の日程を決めてくれたりといったサポートが受けられ、スムーズに仕事先が決まるのが魅力です。運送の仕事はしたことがないけれど軽貨物配送ならできそうだという人や、自分のペースで配送する荷物の個数や勤務時間を決めたいという条件の多い人でも、エージェントなら希望を満たす求人を探してきてくれます。
都市部は慢性的に募集しているのが実情
東京を筆頭とした首都圏や、関西では大阪を中心とする周辺の府県で常に荷物を配送する需要がありますので、物流業界に特化したエージェントを利用しなくても探し方はいろいろあります。希望する条件を検討して適した求人募集先を探し出し、相手方と交渉して面接の日時などを決める手配をしてくれるという点では、ハローワークの名で知られる職業安定所も同じです。
コンビニやスーパーに置かれている無料の求人雑誌にも、軽貨物配送のドライバーを求める会社が多数掲載されていますし、インターネットを利用すればより多くの情報が見つかります。インターネットサイトから探すことの最大のメリットは、情報が常に最新に更新されているサイトを利用することにより、応募しようと電話をかけたり、あるいは履歴書を送ったもののすでに募集が締め切られていたという残念な結果に遭遇しにくくなることです。
都市部ほど配送の需要は多いのに、配送する人は少ないとあって売り手市場の求人となっていることから、求める条件で雇用契約を結べる可能性が高いと言えます。
条件を決めてから個々の内容を見ていく探し方
軽貨物のドライバーを求める求人がさまざまな媒体で見つかることは間違いありませんが、雇用形態など自分が求める要素をある程度決めてから、個々の募集内容を見ていくという探し方もあります。仕事をするにあたっては正社員がいい人もいれば、アルバイト程度で収入が得られればそれでいいという人もいるでしょう。
大手配送業者は直接雇用ではなく、協力業者を募集するという形で業務を請け負ってくれるところを探す傾向が顕著なことから、中小規模の配送業務をおこなっている会社や個人事業主になることを希望する人には最適な探し方です。大手運送業者には毎日たくさんのお届けの荷物が集まってきますので、これを地元密着型の配送業者に依頼することで、自社の地理に不慣れなドライバーが配達するよりも効率よく品物を捌けます。
地元の地理をよく知っているという利点を生かして仕事をしたいという場合には、地元の物流業界で最も規模の大きな会社と業務契約を結ぶことで、安定した配送の仕事を得られるようになるのがメリットです。
独立開業を目指す際の探し方のポイント
軽貨物の運送ドライバーの仕事を初めておこなうなら、まずは雇用してくれるところから探すのも安心です。品物を運ぶにあたっての車両は軽自動車のバンタイプがほとんどで、普通の自動車免許があれば誰でも仕事ができますが、運送業であることを示す黒いナンバープレートであることが必須条件です。
運送業として仕事をするためには、黒いナンバープレートの取得をしなくてはならないため、初めての人はもちろんすぐに仕事をしたいという人まで、運送用の車を貸与してくれるところという条件に絞った探し方をしなければなりません。
徐々に仕事に慣れてきたらいずれは独立開業したいと考えている場合には、独立開業するにあたって黒いナンバープレートの配送車を用意しなければならないといった知識も得られているでしょう。それまでは車を貸してくれて、仕事も途切れることなくあるという運送会社の求人を探すのがベストな選択肢です。
配送業務のために車を貸し出すという運送会社は多数存在していますので、マイカーの持ち込みは避けたいという人にも適した探し方となります。
配送業務だけではない点に注意した探し方もおすすめ
大手運送会社の協力業者となって配達の仕事をするにしても、依頼を受けて品物を運ぶにしても、物流業界全体が人手不足の現状では、どちらを選んでもわりと容易に仕事先は見つかるのは大きなメリットです。とはいうものの、協力業者となる場合も依頼を受けて配送する場合も請負業という形になることから、さまざまな事務仕事が発生します。
頑張れば頑張った分だけ収入が増える物流の請負業という選択は、人手が足りない今だからこそ頑張り次第で大きく稼げるチャンスなのですが、配送すればするほど事務仕事も増えるという悩みが増大していくのが難点です。このデメリットを解消して純粋に品物を届ける業務に専念したい場合には、運送業の求人だけを専門に扱っている求人サイトの利用がもっとも適しています。
運送業に特化している求人サイトは登録制になっているのが特徴ですが、請求管理といった事務仕事の代行サービスを提供するサイトを通して求人を探すことで事務仕事を任せられるからです。業務委託という形を取るなら、事務仕事への対処も考えた探し方が求められます。
普通自動車免許をもっていて、体力とやる気さえあれば誰でもできるのが軽貨物配送の仕事だとして近年は女性にも人気です。求人は非常に多くあるためにどのように働きたいのか、実際に働くとなったときに自分にもっとも適した働き方はどれなのかを知ることが、軽貨物配送ドライバーという仕事を探す際には欠かせない必須事項です。