軽貨物業は稼げない求人が多いってホント?ドライバーの実態を調査
「軽貨物業は稼げない求人が多い」、そんな話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?
これから軽貨物ドライバーとして働こうとしている方にとって、「稼げない」という話は気になるところです。高収入を目指すことが難しいかもという懸念から、軽貨物ドライバーになることをためらってしまう方もいるかもしれません。
そこで今回は軽貨物ドライバーの実態を調べ、本当に稼げない仕事なのかどうかについて解説します。
軽貨物ドライバーの収入の実態は?
軽貨物運送業は本当に稼げない求人が多いのでしょうか?
確かに軽貨物ドライバーとして働き始めたにも関わらず、結果的にコンビニバイト以下の時給になってしまったというような体験談を目にすることはあります。そういったネガティブな情報だけを見ていると、低収入の職業なのかと疑ってしまうのも無理はありません。
しかし1ヶ月あたり30万円~40万円程度稼いでいる軽貨物ドライバーは実際にいます。ブログやSNSを少し探すだけでも見つけることは難しくありません。
つまり、コンビニバイト以下の収入しか得られない軽貨物ドライバーもいれば、普通の会社員と同じかそれ以上稼いでいる軽貨物ドライバーもいるということです。その中で、軽貨物運送業のネガティブな面だけが取り上げられることが多い傾向があるというのが現実です。
本当に軽貨物ドライバーとして成功している人は、わざわざそのことをアピールしないものです。それは、ライバルを不用意に増やさないため、という側面もあります。
軽貨物ドライバーとして稼げない人もいる反面、きちんと稼げている人もいるということは知っておくべきでしょう。結局は働き方次第とも言えるので、稼げない理由を理解することが大切になります。
軽貨物運送業が稼げないと言われる理由
軽貨物運送業で稼げない場合、そこには必ず理由があります。さまざまな要素が複雑に絡み合っていることも多いですが、よくある原因というのは共通しています。未経験者が失敗しがちな点を事前に把握しておくことで、「想定していたよりも稼げない」という事態を避ける手助けになります。
軽貨物運送業が稼げないと言われる主な理由は以下の通りです。
・楽に稼げると思っている
軽貨物ドライバーの求人の中には、誰でも高収入が得られるということをアピールポイントにしているものがあります。そういった求人ばかりに目を惹かれていると、軽貨物運送業は楽に稼げる業種と考えてしまいがちです。確かに軽貨物運送業で高収入を得ている人はいますが、何の工夫もなく気楽に稼いでいるというわけではありません。
軽貨物ドライバーは働いた分だけ収入が増えていく職業です。楽に稼げると思って適当に仕事をしていると、想定よりも収入が低く稼げないと感じることもあります。高収入を得るにはある程度の努力が必要であることを認識すれば、稼げない事態は避けられるはずです。
・悪質業者と契約を結んでしまう
残念なことではありますが、軽貨物ドライバーの求人は全てが信頼できるものというわけではありません。中には軽貨物ドライバーから不当に利益を得ようとする悪質業者が紛れ込んでいることもあります。きわめて高額な加盟金を取られる、報酬が安く効率の悪い仕事しか紹介してもらえないなど、問題はさまざまですが、稼げない理由となることは確かです。
つまり、稼げない事態を回避したいのであれば、業者選びが重要になります。業者ごとの特徴を調べた上で、信頼できる業者と契約を結ぶことが大切です。
・地方で軽貨物ドライバーの求人を探している
都市圏と比べると地方ではどうしても軽貨物運送業の仕事は少なくなります。軽貨物ドライバーの収入には仕事の量が大きく影響しますから、地方で軽貨物ドライバーの求人を探していると稼げない事態になりやすいです。実際に求人を探す際も選択の幅が都市圏より狭くなるため、希望する条件で契約できる業者が見つからないこともあります。
本気で稼ぎたいと思っているなら、東京などの都市圏で求人を探すことをおすすめします。都市圏であれば十分な量の仕事がありますし、求人の応募先も数多くの企業の中から選ぶことができます。
・経費や税金について意識していない
社員として雇用される場合を除いて、軽貨物ドライバーは個人事業主の立場で仕事をすることになります。荷物を運搬して報酬を受け取ったとしても、そのお金がそのまま給料になるわけではありません。車両のメンテナンスにかかる費用や業務で使用する消耗品の購入費用など、さまざまな経費を報酬の中から支払うことになります。
また、個人事業主として働く軽貨物ドライバーの場合、自分の手で確定申告をして、税金を支払わなければなりません。サラリーマンであれば税金が差し引かれた状態で給料を受け取れますが、業務委託形式の軽貨物ドライバーは違います。受け取った報酬の中から、一定の金額を税金として納めることになります。
このように、経費や税金について意識せずに働いていると、報酬が十分ではない仕事を受けてしまい、結果として稼げないと感じることになりがちです。軽貨物運送業にはどのくらいのコストがかかるのかをあらかじめ把握しておき、経費や税金を差し引いた金額が手取りの収入になることをきちんと認識しておくことで、報酬の低い仕事を黙々とこなすこともなくなるでしょう。
軽貨物ドライバーが稼ぐために重要なポイント
軽貨物運送業が稼げないと言われる主な理由はお分かりいただけたと思いますが、逆に稼ぐために重要なポイントは何なのでしょうか?契約している業者や働く環境によっても答えは変わってきますが、最低限抑えておきたい点はいくつか挙げることができます。
軽貨物ドライバーとして稼ぎたいのであれば、以下のような点を意識しておきましょう。
・個人事業主であることを理解する
業務委託で仕事をする軽貨物ドライバーは個人事業主です。働く時間を自由に決められる、将来の独立開業を目指せるなどメリットも多いですが、仕事には自分自身で責任を持たなければなりません。個人事業主であるという認識が薄く、サラリーマン感覚で働いていると一定以上の収入を目指すことは難しくなります。
ただ与えられた仕事を漫然とこなしているだけでは、効率良く稼げる軽貨物ドライバーになることはできません。求人へ応募する際も個人事業主の立場で業者を選び抜くことをおすすめします。
・時間に対する意識をしっかりと持つ
時間に対する意識をしっかりと持つことも、軽貨物ドライバーとして稼ぐために大切なポイントのひとつです。軽貨物ドライバーが高収入を目指すには、できるだけ多くの荷物をできるだけ短時間で運ぶことが重要になります。時間に余裕があるからとだらだら働いていると、稼げない状態になりがちです。
効率の良い移動ルートの選定や荷物のスムーズな運搬など、細かな改善の積み重ねをすることで、ひとつひとつの仕事にかける時間を短縮することはできます。目標とする収入を得るにはどれくらいのペースで働けばよいのか、時給換算で考えるとモチベーションを維持しやすいです。
・支払う税金をできるだけ減らす
支払う税金を減らすことは収入を増やすことに直結します。税金を減らすと言っても、脱税などの違法行為をするというわけではありません。確定申告で経費をきちんと計上して、支払う税金を下げる努力をすべきということです。もし経費を申告しないと、その分は余計に税金を支払うことになります。軽貨物ドライバーの経費として計上できる領収書の保管を忘れないようにするなど、日頃から節税のための行動をしましょう。
経費の管理を楽に行える確定申告ソフトを導入するという方法もあります。また、求人を探す際に節税のサポートをしてくれる業者を選ぶというのも賢い選択です。
まとめ
軽貨物運送業は稼げない仕事と言われがちですが、実際に高収入を得ているドライバーはたくさんいます。ネガティブな部分ばかりが取り上げられるため、どうしても稼げないというイメージがついてしまっているというのが実態です。ただ、悪質業者と契約してしまう、地方でしか求人を探さないなど、未経験者が稼げない原因となるポイントはいくつかありますので、それらの点に気を付けて求人を選ぶようにすると良いでしょう。
また、軽貨物ドライバーという仕事への認識が不足している人も稼げないと感じてしまいがちです。軽貨物ドライバーは個人事業主であることから、目標とする収入を得るために責任を持って仕事に臨むことや、効率の良い移動ルートを選定する・スムーズな運搬を心がけるなど時間に対する意識が重要であることなどのポイントを抑えておけば、一定額以上を稼ぐことは十分にできます。
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