軽貨物業の独立開業を検討中!そのメリットやデメリットとは…
企業に雇われない自由な働き方を目指して、軽貨物業の独立開業を検討していませんか?
こちらの記事では、軽貨物ドライバーとして独立開業するメリットとデメリットを紹介しています。軽貨物業の仕事に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
軽貨物業で独立開業するメリット
軽貨物業で独立開業することには、サラリーマンでは得られないようなメリットがたくさんあります。まずは軽貨物ドライバーの仕事が魅力的になるたくさんのメリットを紹介してまいります。
・正社員で働くより収入が増えることも
軽貨物業で独立開業する1番のメリットは、正社員として働くより収入が増える可能性がある点です。フリーの軽貨物ドライバーは企業から雇用される立場ではないため、荷物を運べば運んだぶんだけ報酬を得ることができます。一方、正社員の場合はどんなにたくさんの荷物を運んだとしても得られるのは時間に換算した給料だけです。
・自分の好きな働き方ができる
自分で好きなように働けることも、軽貨物業で独立開業するメリットです。仕事を受ける日を調節すれば、休みたい日に休日を設定することができます。そのため、知人や恋人と予定を合わせることも簡単ですし、趣味に時間を使うこともできます。平日でも土日でも好きなように休めるのは、軽貨物業で独立開業をする大きなメリットなのです。
・人間関係の煩わしさがない
軽貨物業で独立開業をするということは、会社に雇われることではありません。必然的に、上司や同僚といった存在はいなくなります。毎日同じ会社に出社して同じメンバーで仕事をする、そんな人間関係の煩わしさがないことはフリーの軽貨物ドライバーの大きなメリットです。
もちろん仕事を受ける荷主との相性はあるかもしれませんが、長時間顔を合わせているわけではないため我慢しやすいでしょう。どうしても我慢できないほど相性が悪ければ、別の荷主から仕事を受ければいいだけです。サラリーマンは職場環境のストレスが大きくなりがちですが、軽貨物ドライバーで独立開業すればそんなストレスとはおさらばです。
雇用されないからこその独立開業のデメリット
脱サラして軽貨物ドライバーの独立開業を考えた時に心配になるのが「どんなデメリットがあるのか」という点です。残念ながら、軽貨物ドライバーで独立開業することには様々なデメリットやリスクが付きまといます。企業に雇われない働き方なので仕方がない部分がほとんどですが、そのデメリットやリスクについて詳しくみていきましょう。
・ボーナス・退職金・有給がない
軽貨物業で独立開業する1番のデメリットは、サラリーマンのように福利厚生がない点です。企業から雇用されるわけではないので、ボーナスや退職金、有給制度などは一切ありません。また、社員旅行や各種優待制度などの福利厚生はもちろんありません。さらに、健康診断も実費となってしまうので注意しましょう。
福利厚生を受けられないデメリットは、企業から雇用される以外の働き方をする以上避けては通れない問題です。ただし、現在は不景気なのでそれほど高額なボーナスは期待できないことや退職金制度自体がなくなる可能性も考えると、あまりにも大きすぎるデメリットではないかもしれませんね。軽貨物業で独立開業をする場合は、ボーナスや有給制度を超えるほどの収入を得られるようにがんばりましょう。
・労災や傷病手当がない
軽貨物業で独立開業をするデメリットとして、労災や傷病手当がない点が挙げられます。フリーの軽貨物ドライバーは体が資本です。そのため、万が一病気やケガで働けなくなってしまうと、収入源が完全に絶たれてしまいます。
このデメリットを解消するためには、独立開業を決めた時点で様々なリスクに備えておく方法があります。具体的には、万が一病気やケガで働けなくなった時のために保険に入っておくなどの方法です。フリーの軽貨物ドライバーを守れるのは自分しかいませんから、様々なリスクに自分で備えておくしかありません。また、一時的に働けなくなった時のために十分な貯金をしておくことも軽貨物ドライバーで独立開業をする鉄則です。
・自分で確定申告をしなければならない
正社員などで働いている場合は、会社が年末調整で手続きを行ってくれます。しかし、軽貨物業で独立開業するのであれば税務は全て自分でこなさなければなりません。つまり、会社が年末調整してくれるのではなく自分自身で確定申告をしなければならないということ。確定申告はそれほど難しい業務ではありませんが、ある程度経理の知識が必要になります。
このデメリットを解消する方法としては、税理士と顧問契約を結んだり会計ソフトを導入したりという選択肢があります。税理士に頼めば経理の代行をしてくれますし、会計ソフトを使えば自分で行う経理業務の負担を大きく軽減することができます。軽貨物業で独立開業をする準備段階で、「経理をどうするのか」についても考えておくといいですね。
・廃業したら車のローンが残る場合も
ここまで紹介してきたデメリットは、どんな業種で独立開業する場合であっても付きまとうものでした。しかし、廃業したら車のローンが残る可能性があるというのは、軽貨物業ならではのデメリットです。
軽貨物ドライバーで独立開業をする場合、運送に使う車両の確保は必須です。自家用車を運送用に使用したい場合は改造が必要なので、改造のための費用が必要になります。車両の購入や改造は数万円でできるものではないため、ローンを組んで支払う方が多いです。しかし、軽貨物ドライバーとして独立開業して1、2年でその仕事を辞めてしまうと、車のローンだけが残る結果となります。
このデメリットを解消するための方法としては、入念な事前準備と計画が大切です。「軽貨物ドライバーで独立開業すれば簡単に稼げるんでしょ?」と安易な気持ちで独立開業するのではなく、細かい部分まで入念な準備をした上で仕事を始めることが大切です。
軽貨物業で独立開業するなら法人?個人事業主?
軽貨物業として独立開業をする場合、法人か個人事業主のどちらを選ぶかという選択肢があります。結論をいえば、ほとんどの方は個人事業主として独立開業することになるでしょう。
法人登記することにも様々なメリットがありますが、自分一人や家族が生活する程度の収入であればそれほどメリットはありません。また、個人事業主として軽貨物業を独立開業する方が、手続きや日々の業務ははるかに簡単です。
フリーの軽貨物業でも求人応募で仕事が取れる
未経験から軽貨物業の独立開業を考える場合、「いったいどこで仕事を獲得すればいいんだろう」と疑問に思いませんか?しかし安心してください。実は、フリーの軽貨物業を対象とした求人は多数存在しています。
一般的な求人サイトはもちろん、軽貨物ドライバーの求人に特化したサイトでも案件が多数紹介されています。そのため、フリーになったからといって自分で様々な会社に営業をかけなければならない心配はありません。
今回は軽貨物業で独立開業するメリットやデメリットを紹介しました。
独立開業することには「がんばり次第で高額な報酬を得られる」「自分の働き方ができる」というメリットがありますが、やはり企業に雇われない働き方だからこそ付きまとうリスクやデメリットもあります。それを考えてもなお軽貨物ドライバーとしての独立開業に魅力を感じる場合は、独立開業をサポートしてくれる会社もありますので、まず求人に応募するところから始めてみてはいかがでしょうか。