詐欺には騙されるな!業者選びにおける大切なポイントとは?
ここでは軽貨物ドライバーの求人を探す上で注意したい詐欺の手法を紹介していきます。また、業者選びのポイントや詐欺を避けるために気を付けておきたいことも併せて解説します。自分が騙されるはずはないという思い込みが一番危険なので、自信のある人ほどよくチェックしてみてください。
軽貨物ドライバーの求人へ応募する際に注意すべき詐欺の手法
東京で軽貨物運送業の求人を探す場合、非常に多くの候補を見つけることができます。条件の良い求人を見るとすぐに応募したくなってしまいがちですが、詐欺かもしれないと疑っておいた方が無難です。巧妙に偽装して、応募者を騙そうとする悪質な業者は常にいる可能性があります。業者の数が多い東京などの都市圏は特に注意が必要です。軽貨物ドライバーの求人へ応募する際、注意しておくべき詐欺の内容としては以下のような手法が挙げられます。
・軽貨物ドライバーの内職商法
高収入が得られると宣伝する広告を出して人を集めた後、業務に必要だからと高額な商品を購入させる内職商法は詐欺のよくある手法です。軽貨物運送業界でも、この内職商法に騙されたという人が見受けられます。通常より高額な収入を謳った求人を出し、応募者に業務用の軽自動車を購入させるという詐欺のやり方です。
最初は出費がかさむけれど軽貨物ドライバーとして稼げばすぐに取り戻せる、などと甘い言葉で巧みに勧誘してきます。しかし、実際には十分な仕事の量がなく、高収入を得ることは不可能です。軽貨物ドライバーをあきらめて軽自動車を売却する際も、相場以上の高い金額で買わされているため、戻ってくる金額は購入費用に対してわずかになってしまいます。
軽貨物運送業界に関する知識があれば、何か怪しいと気付くことができる詐欺ではあります。しかし、未経験者の場合、うっかり騙されてしまうこともあるので十分に注意してください。
・継続的な仕事を餌にする売掛金詐欺
売掛金詐欺も軽貨物ドライバーが注意したい詐欺の1つです。売掛金詐欺の例としては、以下のような手法があります。
まず、報酬を即日現金で支払う形式で仕事を何回か紹介した後、継続的な仕事を斡旋する代わりに月末締めの翌月口座振込に変更することを要求してきます。しかし、その要求を呑んで口座振込に変更した後、約束していた入金はなく、会社ごと消えてしまうという流れです。計画的な夜逃げの1種と考えると理解しやすいかもしれません。
経営状況に怪しい点がないかどうか気を付けていれば、ある程度避けられる詐欺ですが、完全に防ぐことはなかなか難しいです。複数社から仕事を受けるようにするなど、詐欺のリスクを分散しておくことが現実的な対策となります。
・高額な加盟金やロイヤリティーを要求される場合
高額な加盟金を支払ったにも関わらず思ったほど仕事がない、仕事の量は十分にあるがロイヤリティーや手数料が高いために収入が低い、などの事例も軽貨物ドライバーが求人を探すときに注意したい点です。
詐欺とまでは言えなくても、軽貨物ドライバーにとって非常に不利益な結果が残ります。クレームを入れようとしても、規約に問題がなければ対応してもらえる可能性は低いです。加盟金が妥当な金額かどうか、支払うロイヤリティーや手数料が高くないかをしっかりとチェックして、自衛するようにしましょう。
魅力的な宣伝文句だけに注目するのではなく、細かい条件や過去の実績もきちんと確認することにより、低収入で我慢するという事態は避けられます。
軽貨物ドライバーの業者選びのポイント
詐欺に騙されるリスクを減らすには、業者選びのポイントを抑えておく必要があります。詐欺の危険性が高い求人を避ける方法を知っておけば、トラブルに巻き込まれるリスクを減らすことができるはずです。一方、業者選びのポイントを知らないままで求人情報に接すると、悪質な業者に引っかかる可能性が高まります。業務委託契約をする業者を探す際は、以下のようなポイントに注意しながらチェックしてみてください。
・求人情報の内容をそのまま信じ込まない
求人情報の内容が魅力的なものであっても、そのまま信じ込まないことが大切です。本当に魅力的な軽貨物ドライバーの仕事がないとは言いませんが、他の求人より極端に好条件な場合、詐欺である可能性は高くなります。提示された条件を鵜呑みにせず、妥当な内容であるかを確かめるようにしてください。「働く人が多い東京だと良い求人はすぐに埋まりそう」と焦って応募するとトラブルに遭遇しがちなので、慎重な態度を崩さないことが重要です。
・車の持ち込みができる求人を選ぶ
車の持ち込みができる求人を選ぶことは、内職商法を避けるために役立ちます。少なくとも高額の事業用車両を買わされて損をすることはないからです。自分の車を事業用に使う場合、黒ナンバーを取得する必要がありますが、新たに購入する場合もそれは同じことなので大きな問題はありません。同様に無料もしくは安価で車両のレンタルを行っている業者も内職商法のリスクが低くなります。とにかく、契約する際に車両の購入が義務付けられている業者には注意しなければならないということです。
・加盟金が0円の求人を選ぶ
高額な加盟金のせいで損をするという事態を避けるためには、単純に加盟金が0円の求人を選ぶという方法がおすすめです。加盟金を支払うことがなければ、その分のマイナスを背負って軽貨物運送業を始める事態は避けられます。東京であれば加盟金の要らない軽貨物運送業者を見つけることはそれほど難しくないはずです。0円でないにしても、あまり加盟金が高くない業者を選べばそれだけリスクを下げることができます。
詐欺を避けるために気を付けておきたいこと
軽貨物ドライバーの求人を探し始める前や実際に契約をする前の段階にも、詐欺を避けるために気を付けておきたい注意点は存在します。注意点と言ってもそれほど難しいことではなく、未経験者でも十分に実践できることばかりです。ちょっとした手間で詐欺に騙される危険性を軽減できるので、ぜひ覚えておきましょう。
・軽貨物ドライバーの収入や軽貨物車の価格の相場を知る
軽貨物ドライバーが詐欺に騙される主な理由は、情報不足にあります。軽貨物ドライバーの収入がだいたいどれくらいであるのかを把握していれば、極端に高額な収入を見たときに怪しい点があるのではないかと疑うことが可能です。
また、軽貨物車の価格の相場を知っておけば、割高な事業用車両を購入させられそうになったとき、詐欺に気付くこともできます。軽貨物ドライバーとして東京で働くことを考えているなら、日頃から情報収集する癖をつけておきましょう。
・ローンを組む場合は本当に必要かどうか考える
軽貨物運送業をする上でローンを組む場合は、本当にそのローンが必要なのかどうかをよく考えるようにしましょう。ローンを組む意味がある場合も当然ありますが、高額な買い物が必要となる事態は詐欺の可能性も懸念しなければなりません。結果的にローンでお金を借りることになったとしても、十分に考えることで騙されるリスクを軽減できます。
軽貨物ドライバーの求人を東京で探す際は、内職商法や売掛金詐欺などの詐欺に騙されないように気を付けなければいけません。詐欺の手法を知っていれば、途中でおかしいと気付けるようになるので、しっかりと把握しておきましょう。
また、車の持込みができる業者や加盟金0円の業者を選ぶなど、業者選びのポイントを抑えることもわかりやすい対策です。軽貨物ドライバーの収入や軽自動車の販売価格の相場について調べておくなど、入念な情報収集と慎重な考え方が詐欺を回避するコツとして大切になります。